火を使わないSHIZQのディフューザーができるまで。

こんにちは。しずくスタッフの東條です。
心配していた台風も無事に過ぎ去り、今週の神山は爽やかな秋晴れが広がっています。

日が短くなり、夜が長くなる季節。あたたかい布団がたまらないこの秋冬。
わたしも長年愛用している毛布を引っ張り出し、寝室の幸せ空間を充実させているところです。

もちろん枕元にはSLEEPING FORESTエッセンシャルオイル&ディフューザーを。

電気や火を使わない杉のディフューザーはしずくオリジナル。
コーティングを施してない無垢の杉。オイルと成分をしっかり蓄え、優しく拡散してくれます。

杉の成分を受け止めるのは、同じ杉が相性がいい。
木目の向きもこだわって、できるだけナナメになるように材料を作っています。
横だとオイルが浸透しにくく、縦だと下まで浸透しすぎてしまう。その間をとってナナメに。

今回はそんなこだわりディフューザー製作の様子をお届けします。

まずはじめに、角材にした材料を木工旋盤という機械を使って丸めていきます。

材料の中心をしっかり合わせてセッティング。
中心がぶれると綺麗な円柱になりません。大事なポイントです。


2つのハンドルをくるくると回すと、刃が上下左右に動いていきます。
1〜2mmずつ削りあげていく地道な作業ですが、刃が材料にあたる音をしっかり聞くのが大事。
早すぎる回転や、材料がうまく固定されていないと弾かれることも。

機械の加工では、まだまだ表面がざらざら。
ここからヤスリをかけて出来るだけ滑らかにしていきます。


荒目と細目の2段階で仕上げていきます。
仕上げのヤスリは、あてる時間が長すぎるとその熱で楕円になってしまうためサーッと。

滑らな円柱ができたら、デフューザーの長さにカット。
お手製の専用ガイドを使って卓上丸ノコでカットしていきます。


ノギスでしっかりとサイズチェック。



オイルを受け止めるくぼみを作り、完成です。
杉の粗い繊維の性質により毛羽立ちが残っていますが、オイルが浸透しやすいため敢えて残しています。

SHIZQの器とは違い、さまざまな木工の機械を使って作るディフューザー。
言葉にしていくと単純な作業ですが、やはり相手は自然素材。
わたし自身製作に携わることで、削り方のスピード、カットしやすい向きなど、材料一つ一つに向き合う意識の大切さを改めて実感しました。

そんなディフューザーがセットになったSLEEPING FORESTエッセンシャルオイル&ディフューザー
来週21日(水)〜27日(火)に博多阪急百貨店で開催されるHAKATA ART BAZAARでも出品します!
オイルとともにサンプル品を展示いたしますので、ぜひ手にとってご覧いただけたら嬉しいです。

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杉のオイルができるまで。