こんにちは。神山しずくプロジェクトです。
だんだんと寒さが増してきましたね。神山も次第に冬模様となってまいりました。
突然ですが、みなさんは「御朱印」をご存知ですか?
御朱印とは、神社やお寺を参拝した証として授与される印章や墨書きのこと。
神仏とのご縁として、参拝者の方に渡されます。
本日は、この御朱印にまつわるお知らせとエピソードをお届けします。
Topics
・上一宮大粟神社について
・「大粟神社の御朱印」とは。しずくオリジナルも誕生!
・しずくストアでのお渡しについて
・ 御朱印のお渡しを開始しての反響
・参拝者におすすめ!大粟神社周辺スポット案内
・さいごに、宮司さんよりお知らせ
上一宮大粟神社について
すでにご存知の方もいるかもしれませんが、先月より、しずくストアにて上一宮大粟神社の御朱印の頒布を開始しました。
上一宮大粟神社は、食べ物の女神さま 大宜津比売(オオゲツヒメ)が祀られています。その昔、伊勢国より馬にのって現れたオオゲツヒメが、現在でいう大粟山の頂上・天辺丸に降り立ち、穀物の粟(あわ)を蒔いたことから、阿波の国が誕生したという神話があります。阿波という名前の由来にもなった由緒ある神社なんですね。
神山町は、古来この地方一帯が大粟谷と呼ばれ、その開耕地を神領として耕作し、未開の山地一帯は神山と呼ばれていたことに由来して命名されたとのこと。ー神山町役場HPより引用
しずくも大粟神社のある神領(じんりょう)地区で活動させていただく者として、年初めのご祈祷をお願いするなど、日頃からお世話になっています。この大粟神社あっての神山という地名があるように、神山では神さまが身近な存在として、息づいています。
「大粟神社の御朱印」とは。しずくオリジナルも誕生!
大粟神社の宮司さんは、兼業で御勤めもされており、平日は神山にいらっしゃいません。
一方で、県内外の参拝者の方から「御朱印」の問い合わせが多く、とくに不在時に対応ができないもどかしさを感じておられました。
宮司さんのお悩みを知り、この数年、何かお力添えできないかと考えていました。
そして、しずくストアの営業日のみにはなりますが、宮司さんの不在時には、代わって御朱印をお渡しさせていただくことになったのです。
御朱印は2種類あります。
ひとつは「上一宮大粟神社御朱印」
大粟神社の御祭神オオゲツヒメの使いである「黄金のきつねさま」が特徴の御朱印です。黄金のきつねさまは、大粟神社の朱塗りの本殿の背後に広がる杜に棲んでいると言われ、「五穀豊穣」の五穀のひとつであり、神紋にもなっている粟(あわ)を咥えた姿を、イラストレーターのイワサト ミキさんがデザインされたそうです。
もうひとつは「上一宮大粟神社しずくオリジナル御朱印」
しずくストアでの取り扱いを記念して、「しずくさんらしい御朱印を」と宮司さんからご提案いただき誕生しました。木の葉からしたたり落ちる雫の図案となったきっかけは、2021年春、しずくストア開店時に店内で祓清めのご祈祷をお願いしたときのこと。
「大粟神社のある大粟山の頂上より、一滴のしずくが落ちてきた。それが集まり川となり大粟山のふもとにあるしずくストアまで流れ降りてきた。そこからさらに大河となって、ますます大きく広がっていく。」…このような祝詞を、その場で受けたインスピレーションをもとに奏上してくださったのです。
当時、私たちの水への想いやコンセプトはそれほど詳しく説明していなかったので、とにかくビックリした記憶があります!
私たちにとっては宝物のような祝詞をもとに、しずくの代表・廣瀬がデザインをさせていただきました。
しずくストアでの御朱印のお渡しについて
STEP1:上一宮大粟神社にご参拝いただきます。
STEP2:宮司さん不在の場合は、しずくストアへお越しください。
STEP3:ストアで希望の御朱印をスタッフにお伝えください。
STEP4:初穂料と引き換えに、御朱印をお渡しします。
※ しずくストアは月・火曜日休(祝日を除く)です。
12:00-13:00は店舗スタッフ休憩のため、営業時間外となっております。
恐れ入りますが、営業時間内にお越しください。
※ 毎月の月次祭(月初の土日、10時より斎行)や宮司さん在籍時は、拝殿にて「大粟神社御朱印」を頒布されています。
※しずくストアでお預かりした御朱印代は、毎月まとめて宮司さんへお渡ししております。
御朱印のお渡しを開始しての反響
しずくストアでの御朱印頒布を開始してから、さまざまな方がお越しくださるようになりました。今回は、御朱印を受け取りにこられた方の声をいくつかご紹介します。
「御朱印をいただきに遠方から来ていたので、こういう場所があってとっても助かった」
「神山に何度か来ているけど、こんなお店があると知らなかったので、知れて良かった」
「月次祭で大粟神社に参拝にきて、宮司さんからしずくさんオリジナルの御朱印があると聞いて来た。新しいバージョンの御朱印もいただけて嬉しい。」
「すごく素敵な空間でびっくりした。こういう場所で御朱印を受け取ったことがないので新鮮。また器もプレゼントの機会に見させていただきたい。」
また、こんなパターンも?!
しずくストアにお買い物に来てくださった方が、ちょうど、その後に大粟神社へ向かうところで、ストアでの授与代行を知り、先に御朱印をお渡しすることができました。
その後、お客さまは参拝に行かれました。
微力ではありますが、これからも地域の大切な神社と宮司さん、そしてそこに集われる参拝者の方のお役に立てればと思っています。
参拝者におすすめ!大粟神社周辺のスポット
しずくストアのお客様から「この辺りでおすすめのスポットはありますか?」とご質問いただくことがあります。とくに、御朱印をお求めの方は町外からいらっしゃる方も多く、神山町について知りたいと思われている方もいらっしゃるようです。
大粟神社があるのは上角(うえつの)という地区で、古くは酒屋や商店などで賑わっていました。宮司さんは、かつての門前町のように、神社の周辺やひいては神山全体がさらに活気がつくようになればとお話しされています。
大粟山のふもとで活動するしずくとしても、地域の商いが活発になり、いろんな方との機会が生まれることを願っています。
というわけで、大粟神社周辺のおすすめのスポットをご紹介!
上角地区には、道の駅や神山温泉、飲食店やカフェなど、色々なスポットがありますので、神社の参拝と合わせて、ぜひ足を運んでみてくださいね。
【 神社周辺のおすすめスポット一覧 】
お食事どころ
道の駅 温泉の里·神山 (お土産・レストランも)
クラフトビール
温泉
神山温泉ホテル四季の里&いやしの湯 (お土産・レストランも)
サウナと宿
雑貨
アート・自然
※ 各場所の位置情報や営業時間などは、公式ウェブサイトおよびSNSなどからご確認ください。
さいごに、宮司さんよりお知らせ
食べ物の神さまをご祭神とする上一宮大粟神社では、12月8日(日)10時より、神嘗祭(しんじょうさい)を斎行します。食べ物すなわち命と元気の源である女神さまの本宮として、伊勢神宮の大祭後に行う神嘗祭(しんじょうさい)は、命の循環がふたたび始まることを意味する重要なお祭りです。
古事記の習わしに基いて摂り行う、大粟神社だけの祭祀です。大宜津比売(オオゲツヒメ)の女神さまのご神力をお分けするお札の授与もできますので、ぜひ皆さまのご参詣をお待ちしております。
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