神山の人気スポットを訪ねる!《パワースポット編》

こんにちは。主任の渡邉です。
全国的な大寒波。神山では珍しく5日間も雪が降り続き、雪国に暮らす方々のご苦労を身にしみて痛感した年始となりました。
そんな中でも、この時期ならでは蝋梅(ロウバイ)という蝋でできたような質感の
黄色い甘い香の花の咲き始めを見つけたときには、季節の巡りと春の兆しにちょっとした安心感を覚えました。

蝋梅が”神山春の花祭り”への序章となるので、嬉しくなります

さて久々の〈神山の人気スポットを訪ねる!〉。ご飯に、ものづくりと続き第4弾はパワースポット編です。
こちらでは歴史や自然・場所から元気をもらえるスポットを紹介します。
今回は、神山町の町名の由来にもなっている上一宮大粟神社です。

一宮というのはその地域の一番上の位の神社を表しています。
利便性などから現在は他に移っていますが、元々徳島を治める神社はこの大粟神社だったそうです。

大寒波なか、新年のご祈祷。一段と神聖な雰囲気です

という字、なじみがない方には「くり」と読まれがちな「あわ」ですが、
徳島県の旧国名:阿波は、奈良時代に粟国から改名されたそうです。
そんな徳島自体を指していた粟は五穀のひとつ、日本では米よりも古い最古の穀物とされ、
古代から近代までは主食として重宝されてきた栄養価の高い作物です。

その大粟神社という名の通り、食物の神さまが祀られています。
日本列島を生み出した、イザナギ・イザナミから生まれたオオゲツヒメノミコトという女神さまです。

ヤマタノオロチ退治で有名なスサノオノミコトが、その前段で腹ごしらえをする際に食事を与えたのも、このオオゲツヒメ。
この時スサノオに殺されてしまうのですが、そのオオゲツヒメの身体から、粟やひえ、稲、麦、豆や蚕など様々な恵が生み出されたという神話から、衣食・農業・商売・開運、縁結び安産、そして「光り輝く美しい女神」という伝承から、にまつわる守護もあるそう。

珍しい大雪の大鳥居。

オオゲツヒメが祀られ、人々の生活が築かれたエリアを神領(じんりょう)。
神領以外の未開の山地を神山と呼んでいたことから、現在の神山町と名付けられました
しずくショップもラボも、この神領エリアにあります。

神山」という地名自体がとても目を引くパワーワードですが、その言葉の由来も、この大粟神社に由来するのです。

そんな、この土地を作る礎になった古社ですが、地元では「大粟さん」と親しみを持って呼ばれ、
しずくギャラリーショップからは歩いて2分で神社入口の大鳥居という近さ。
神さまや神話は少し遠い話と思っていましたが、折々に訪れる度に、
神山の持つ凛とした空気感を作り出すのは、この神社の存在が大きいと感じるようになっています。

昨年末、豊穣のお礼参りに

去年、初めての米作りの際にも田植えの前にスタッフ揃って手を合わせに行きました。
そして、下手くそながらにしっかりと美味しいお米が90kgも収穫できたのです。
他にも商売繁盛や安産など、町内では「大粟さん」のご利益は多くの人が実感済みです。

また私たちが一押しなのは、ご祈祷です。
大粟さんの宮司さんのご祈祷は、祝詞(のりと)を読み上げるのではなく、歌うんです!
太鼓のリズムに合わせて歌うように神さまに捧げます。
この形式はどうやら珍しいそうなのですが、太鼓が刻む力強いビートと、
宮司さんのめちゃめちゃにいい低音ボイス、そして理解しきれないけど古来の日本語が流れてゆく音。
分からなくても感覚的に「かっこいい、心地いい」と思うものがあり、神事が人々とより近い距離感だったイメージをも浮かんでくるようです。
(この様子はYouTube後日、配信予定です。)

今年初めてスタッフ全員でご祈祷を受けました

ご祈祷や社務所は週末等のみの受付ですので、
ご興味を持たれた方はぜひ上一宮大粟神社公式Twitterをチェックしてみてくださいね。
しずくのtwitterもこの機会に併せてどうぞ。

参道は途中までは砂利ですので、参拝時には歩きやすい靴が向いています。
脇道から車で上がることもできますが、神秘的な雰囲気をゆっくりと楽しむのがおすすめです。
10~15分もあれば登ることができます。

砂利道から石段へと変わる頃、拝殿が見えてきます

長いトンネルを抜けて神山に入ると空気が変わる。
そう仰る方は大勢いらっしゃいます。感じた方は、ぜひ大粟神社にも参拝してみてください。
その感覚が一層強く感じられるスポットですよ。