【参加者募集】水源涵養力を育む環境改善ワークショップ開催のおしらせ

2024.5.21追記

生物多様性の坂田昌子さんに学ぼう!!
「水源涵養力を育む環境改善ワークショップ」開催のお知らせ

生物多様性と土中環境をテーマに自然に寄り添う環境改善を一から学び、実践していくワークショップです。いま神山の至るところで起こっている生活水の枯渇問題、このフィールドが神山の未来に繋がる学び舎となっていきますように。

坂田マサコさんの環境改善ワークショップイン神山町

皆さん、こんにちは。
神山しずくプロジェクト 代表の廣瀬です。

われわれ神山しずくプロジェクトでは、活動当初から山林や水源のあり方と10年向き合ってきました。いまなお、多面的機能を失いつつある山林整備の必要性を啓発しながら、町産材の新たな活用法を提案してきました。しかし、毎年のように生産林に入り、間伐を進めてはいるものの、改善の実感が持てないまま、疑問が募る日々を過ごしていました。

そんな中、ご縁があって生物多様性の専門家 坂田昌子さんと出会い、土中環境や菌根菌、思想、文化など、里山の暮らしと多様性が密接な関係にあることを学ぶ機会を得て、新しい視点と知識をたくさん頂きました。

昨年の7月には、10周年事業として「昔の暮らしと、森に想いを寄せる勉強会」と題して、シンポジウムを開催。加えて「生物多様性」をテーマにしたオンライン講座を開催し、参加者の皆さんから大きな反響を頂いたところですが、今年は、次のステージへ一歩踏み出すことにしました。

 



神山町で見つけた典型的な里山古民家の環境改善ワークショップを開催します。

民家の前面に広がる谷には、昔、棚田として使われいた耕作放棄地、傍には茅場や茶畑、裏には畑と果樹園、そして、その後ろに常緑樹林を背負っています。こんな典型的な里山古民家ですが、残念なことに井戸が枯れ、水の動きが感じられない場所となってしまっています。

典型的な山間部の古民家の立地

ここ数年、神山町では、水が枯れたお家の話をよく耳にするようになりました。
この問題は、山林の状態や土中環境が密接に関係していると考えますが、適切に手を入れてやれば、水の豊かな場所を取り戻せるんじゃないかと、私は考えるようになりました。

そこで、坂田昌子さんに指導を頂きながら、この典型的な課題エリアに、みんなで手を入れることで、楽しみながら改善のノウハウや経験を共有し、水と空気の循環を取り戻し、豊かな場所へと戻していく、神山町の新しいモデルにしたいと思っています。

自然の営みを取り戻すための手入れとは?

その初手として、以下の内容を行います。みんなでワイワイ手を動かし様相の変化を見るだけでも達成感や充実感のある体験です。さらに、ふだん目にする自然に対する解像度が上がるのも、坂田さんのWSの大きなポイントです。

「答えは自然が出してくれる」という坂田さんの指導のもと、和気藹々と作業を進めていきたいと思います。坂田昌子さん四国初のワークショップでもあり、おかげさまで申込みも次々いただいています。ご興味ある方はぜひこの機会にご参加ください。

里山の景色

内容:
本来、山に降る雨は、ゆっくりと大地に染み込み、浄化されて湧き出してきます。しかし植生が単一化された現状では、雨水は地表をすべり落ち、土を巻き込んで勢いよく流れ落ちてしまいます。結果的に地面は乾き、いっそう乏しい土壌環境を生み出します。加えて、家のすぐ裏にあるコンクリート溝が土のなかの水脈を停滞させてしまっています。

水源再生の手はじめとして、まず流れ落ちる雨水と土砂を堰き止め地中に浸透していく仕組みを作ります

今回は、山と田畑の境界である山のきわに杭を打ち込み、「しがら組み」を施すことで、雨水を受け止める土台を作ります。木杭と枝、落ち葉だけで作るしがらは、まるでビーバーダムのような役割を果たし、昆虫や鳥・萌芽を促すベッドのような機能も期待できます

この循環型工法である、しがら組みは、生態系の改善をめざした環境改善では、要の手法となります。今回のワークショップでは、このしがら組みをマスターしていただくことを第一目標に、優先順位の高い山ぎわ・裏山としがらを組んで、健全な水の動きを取り戻すための第一歩をめざします。

また家の裏にあるコンクリートU字溝を取り外し、その下を流れているはずのわずかな水脈にアプローチしたいと考えています。水と空気を遮断するU字溝を外したあとは、藁と石を使用し、小さなせせらぎを作る予定です。均一的な流れではなく、広範狭小・高低差をあえて設けることで自然物の好む小川に近づける造作を行います


水と空気の循環を取り戻し、豊かな場所へと戻していくための
第一回 「環境改善ワークショップ」

日時:
2024年6月26日(水)27日(木)28日(金)の3日間

スケジュール:
・6月26日(水)
 12:30 受付開始
 13:00〜14:00  坂田さんの周辺ガイド
 14:00〜17:00  はじめてのしがらづくり(山際のしがら)

・6月27日(木)
 09:00 受付開始
 09:30〜12:00 はじめてのしがらづくり(山際+照葉樹林のしがら)
    12:00〜13:00 昼食
 13:00〜16:00   はじめてのしがらづくり(山際+照葉樹林のしがら)

・6月28日(金)
 09:00 受付開始
 09:30〜12:00 U字溝の撤去・石積みで小さなせせらぎを作ろう
    12:00〜13:00 昼食
 13:00〜16:00    石積みで小さなせせらぎを作ろう

※雨天決行(大雨の場合は別内容の予定)
参加者の技術レベル等に合わせてレクチャーおよび作業内容が多少変わります。


定員:
3020
名程度 10名増員しました/


参加費:
1日4,000円 保険料込み(+お弁当代  希望者のみ)
※当日、会場受付にてお支払い頂きます。
※全日参加(3日間)の方を優先する場合があります。
※高校生以下は無料

お申し込み:
以下のオンラインフォームから


※定員に達し次第、募集を締め切ります。
※後日、参加確定のご連絡をメールいたします。

講師:
坂田昌子さん
明治大学文学部史学科卒業。一般社団法人コモンフォレストジャパン理事。 虔十の会代表。前・国連生物多様性の10年市民ネットワーク代表。 東京高尾山にて生物多様性を守り伝える為に、ネイチャーガイドをされながら日本各地を駆け回りつつ、生物多様性条約や地球サミットなど国際会議にも継続的に参加。

開催場所:
徳島県神山町上分地区(参加者の方には詳細を後日お知らせします。)

現地までの移動は基本的に参加者各自でお願いしますが、開催までに参加者同士のFacebookグループチャットを立ち上げます。そこで乗り合わせの相談などが出来ると思います。

当日の服装や持ち物:
泥だらけになってもいい動きやすい服装と靴でお願いします。
水筒、帽子、軍手やグローブ、長靴・地下足袋・雨具、着替え、タオル。
できれば1人1つずつご持参ください:枝切り用手のこ、剪定ばさみ、移植ごて。

蜂対策のため、黒い衣服や帽子は控えて下さい。

神山町宿泊施設情報:
神山町の宿泊施設をご利用の参加者は、こちらを参考にご自身でお手配下さい。

お問い合せ:
神山しずくプロジェクト info@shizq.jp