【しずく農園だより*番外編 】畑仕事をはじめて訪れた暮らしの小さな変化

こんにちは。しずくスタッフの東條です。
秋分も過ぎ、日中の暑さもひと段落しましたね。

しずくの田んぼは黄金色に染まり、収穫の時も間近となりました。
畑も秋冬野菜を育てはじめる入れ替えのシーズン。
今秋は枯葉を集めて、土作りからチャレンジしはじめています。

夏にはきゅうりやナスに、ピーマン、トマト…とたくさんの実りをくれた畑。
実は野菜だけでなく、わたし自身の暮らしにもちょっとした変化をもたらしてくれました。

夏に収穫した野菜たち
春に小さな種からはじまり、芽が出て日ごとに成長していく野菜たちを観察したこの半年間。
その生育ぶりや、草抜きしても何度も生えてくる雑草たちも含め、植物のエネルギーに驚く日々でした。

そんな毎日を過ごしていると、自然と身の回りの植物たちにも目が留まるようになって、お家の中に緑が増え始めました。

我が家の玄関の飾り窓。買ってきたローズマリーや道端に生えていた植物を小さな小瓶にいれて飾っています。
道端の草花からお花屋さん、道の駅等で惹かれたものを持ち帰っては、空き瓶に挿して、玄関に食卓、キッチンやトイレなどお家の様々な場所に飾っています。

わたしの今住んでいるお家はお庭がないので、ベランダでプランター栽培もはじめてみたり。

自作のプランターに植えたミニトマト。間にはバジルやネギが植わっています。
玄関のローズマリーやミントは、小瓶の中でもぐんぐんと根っこを伸ばし、お家に来て1ヶ月たった今でもいきいき。
1〜2mmほどの種だったミニトマトは立派に育ち、次々と黄色い花を咲かせてくれています。

植物たちの「ここで生きるぞ!」という前向きなエネルギーに元気をもらう毎日です。


正直にいうと、わたしはこれまで植物を育てるのに向いていないと思っていました。
水を与え過ぎたり、逆にほったらかしにするなどムラのある性格で、過去に頂いた花や多肉植物をすぐ枯らしてしまうことも多々。
けれど畑をはじめたことで暮らしの中に植物があることが”あたりまえ”となった今、「わたしが見てあげなくちゃ!」という責任感ではなく、「元気ですか〜?」と寄り添うような接し方に変わったような気がしています。

 

季節が変わり、ススキやネコジャラシ、曼珠沙華、、など道端の草花も秋模様になってきました。

例年どおりとはいかない今年は、先の見えない不安がよぎることもあります。
けれども植物たちを見習って、今という時間を大切にしていきたいですね。