木工職人候補 募集

こんにちは。神山しずくプロジェクトの渡邉です。

神山しずくプロジェクトは10周年の節目の年。今日は大切なおしらせです。ぜひ「会うべき人」に出会うため、みなさんのご縁をつないでいただけるとうれしいです。

神山しずくプロジェクトでは木工職人候補となる方を募集します。
木の命をいただき新たな使命をその手で吹き込む一連の営みを、人の手だからこそできる品質で行う仕事です。

【応募にあたり大切なことは大きく3つです】

1、材料となる杉の伐採、製材・乾燥・加工・塗装すべての工程に携わり、全体を理解した上でSHIZQブランドの木製品となる木地を製作していただきます。
職人として個性の異なる材と向き合い、同じ品質のものを作り続ける粘り強さが必要となります。

2、神山しずくプロジェクトの存在理由である神山の環境保全に賛同し、町内に住まうことで、体験や実感を伴いながら製作・暮らしを築いてください。
職業選択ではありますが、神山で木工職人として生きるという生き方の選択をしていただける方を歓迎します。


3、神山しずくプロジェクトは、創設10年の新しいチームです。
田舎で地域課題の解決をめざし挑戦しつづけています。製作部門の一員として日々安定したものづくりでチームを支えながら、さまざまな変化や課題にチャレンジできる気概のある方が向いています。

素材もプロジェクトの目的も自然が相手です。自然を理解しようとする視点や態度、目的意識を持って取り組んでいただきたいと考えています。

 

【神山しずくプロジェクトで働くよさは大きく3つです】

1、人間らしく働ける
自然のなかで四季や関係性を大切にしています。暮らしのなかの仕事という考えをベースにしています。

2、裁量が大きく、技術向上できる
10人以下の小さなチームです。11人が担う役割が大きく、望めばチャンスは無限にあります。

3、結果や反響を感じられる
製作から販売までワンチームで行っているため、しずくを応援してくださる方々を身近に感じられることが何よりの拠り所だと思っています。

他にもまだまだありますが、移り住んでまで求める行動力と選択に対する責任感さえあれば、他にはない働き方にできると思っています。

■仕事内容
通年
・商品製作;乾燥済み材の製材、粗削り、木工ろくろ等を用いた木地成形、塗装、アロマディフューザー製作など
・道具作り;刃物作製用鍛治治具の作製など
・端材処理;端材活用のための処理、準備等
・検品、梱包、塗装職人への持込み受取り、塗装後の最終検品
・材料管理
・製作管理
・安全管理
・リペア対応 など

季節毎
・木材伐採
製材
・乾燥管理
・アロマオイル製造に係る補助(材料運搬など)
・薪割り、薪作り など

レベルに応じて取り組み、徐々にステップアップしながら商品製作を中心に取り組んでいただきます。製作はロックグラスの練習から始めます。木地製作が業務の柱となりますが、塗装の基礎的な技術習得もしていただく予定です。またクリアコーティングの塗装技術は特性や希望される場合、将来的にウェイトを大きくすることも可能です。
木地製作の様子は動画でもご覧いただけます。


使い手が見える製作者でいるためにSHIZQ STOREでの接客研修や、活動継続のための広報業務である視察対応・取材対応への協力も業務に含まれます。
また、材としての木との関わりだけでなく、山林の多様な価値を理解できることも目標としています。

 

雇用について
この募集は神山町まちぐるみ研修生(地域おこし協力隊)制度を活用します。
採用後は神山町役場からの委嘱となります(3年)。町との契約終了後は神山しずくプロジェクトとの直接雇用になります。

2024年4月から始業できる方を募集します。

 

■募集人数
2名

 

【代表メッセージ】

神山しずくプロジェクト 代表の廣瀬と申します。

SHIZQの活動は、沢山の方々にご支援を頂き、今年で10周年を迎えることが出来ました。本当に有り難いことで、これまで関わってきた皆さんに、改めて感謝申し上げます。

神山町という、ちょっと特殊ではあるけれど、過疎の町で10年やってこられたこと、その全ての経験は僕にとって大切な財産であり、誇りにさえ感じています。

しかしながら、こうしている今もなお、山林の持つ多面的な機能は、どんどん失われています。杉の木が売れないからといって、そのまま放置してきたことで、我々にとってかけがえの無い「豊かな森」が消えようとしています。人間も含めた、生きとし生けるものにとって、とてつもなく大きな課題だと思っています。

私たちはこれから、何を選択し、何ができるでしょう。

10年前、杉に新しい価値を作りたい、杉を使うことで、少しでも山林の環境を良くしたいと始めたこのプロジェクト。

立ち上げ当初は「杉でカップなんて作れない」「山の問題は大きすぎて無駄だ」と、いわゆる批判的なお言葉を沢山頂きました。

あの頃の僕の心境を、オセロに例えると、真っ黒な盤面の真ん中に白いコマがぽつんとひとつだけ。

そんな状況から、なぜ一歩踏み出すことが出来たのでしょうか。

「豊かに生きたい。」という、強い想いです。

経済のための歯車として働き、貨幣を獲得し、それを消費する。

いつの間にか、貨幣を獲得するための最適化が行われ、行き過ぎたシステムで、大切なものをどんどん失っているように感じます。

若い頃、バイクで放浪したときに見た地方の本当の豊かさ。僕はそんな地方に憧れているのでしょう。

神山町で暮らすことになった僕は、あの頃に見た地方の「豊かさ」を取り戻したい、子どもたちに、あの「豊かさ」を少しでもバトンしてあげたいと、活動しているのだと思います。

経済的なことを最優先としなかったのも、無理だと言われたことにチャレンジしたのも「目的」があったから。

黒いコマが一つ、また一つとひっくり返り、この10年で盤面はずいぶん変わった様に思います。

我々の活動を通じて、

森を少しでもよくしたいと気づく人が増えること。

将来に少しでも豊かさを残したいと思う人が増えること。

そして、我々自身も、この豊かな神山町で、本当の意味で豊かに暮らすこと。

それが、次の10年への想いです。

 

この募集をみて、興味を持ってくれたあなたへ

SHIZQは、地域資源を活かした地場産業型の新しいベンチャー企業だと思っています。製造チームを核に、独自の販売網や広報、経営を最少人数で行っています。地方で豊かに暮らすとは?安心して暮らすとは?を目指して、一緒に頑張りませんか?

ぜひ募集要項をお読みください!

 

いつもSHIZQを応援してくれているあなたへ

応援して下さいと、お願いばかりで恐縮ですが、SNSやメディアで、この募集要項を拡散して応援してもらえると大変嬉しいです!

どうぞよろしくお願い致します。

 

神山しずくプロジェクト 代表 廣瀬圭治

 

募集要項については以下をご覧ください。