追記:おかげさまで、募集は終了いたしました。
私たちの予想以上の反響に驚き、自分たちの立ち位置の再認識の機会となりました。
ご協力くださった方、応援してくださるみなさん、ありがとうございます。
しずくでは、木工加工技術の新たな担い手として、若手職人候補を募集します。
しずくで主に扱う、伝統工芸技術である木工ろくろとの出会いのエピソードはこちら
徳島に残るベテランの職人から、その技術を受け継ぎ始めたのは2017年のこと。
師匠も私たちも当の本人もみんなが手探りでしたが、4年経ち今や立派にしずくの製作を受け持っています。
とても有難いことに、しずくの器は唯一無二のギフトとして少しずつ広がってきました。
そんななか近年の若手職人の成長はめざましく、とても頼れる存在にまで自分を高めてくれています。
今回は、その若手職人の後輩となる新たな職人候補者を募集します。
実は、彼が日々製作をする作業台の右側には「まだ見ぬ誰か」のもう一席が存在しているのです。
当初、職人候補だった藤本がしずくへやってきたとき「切磋琢磨する仲間を作ってあげたい」という想いが私たちにはありました。
当時できる限りのことをしましたが、それは実現できず。
それでも、しずくを続けるには近い将来、必ずまた新たな仲間が必要だと感じ、SHIZQ LAB.立ち上げ時にはろくろ台を2台据えたのです。
あれから4年が経ち世の中の状況は変化、しずくにとっては少しずつ追い風が吹いています。
もちろん全てが順調なわけではありませんが、新店舗移転が決定した今、このタイミングで新たな職人候補を探すことにしました。
しずくの考え方
仕事観
今までにない価値作りを行い、今ある環境をより良く変えていくために自然や人々に働きかけることが使命です。そのための方法のひとつとしての、ものづくり。
だからこそ広い視点で仕事と暮らしを捉え、商品づくりに昇華する姿勢が必要です。また仕事は、スタッフそれぞれの人生の理想を叶えるためのものという立ち位置でも考えています。そのためにも、仕事できちんと成果を出す。全員が日々成長する。無限の拡大ではなく、しずくを支えてくれる方々と私たちとのいいバランスを保てる質量をひとつの指標と考えています。
参考)昨年の取組み実績:【年末ご挨拶】2020年のしずくNewsまとめ
暮らし
生活は仕事や人生の土台となります。せっかく神山で、神山のためにと仕事をするなら生活の拠点も神山であることは自然なことです。ご近所や地域の人と関わり、温かみある人間関係を築くにはここで暮らす覚悟が必要です。それは、ここでの生活を受け入れ、学び、楽しむ気持ちから徐々に育まれるものだと感じています。
この土地に縁や魅力を感じられて初めて、仕事や暮らしが安定してくるものだと思います。
環境
現在たった6人の小さなチームです。みんなが明確な役割を担い、責任をもって役割を果たすことで日々の業務が成り立っています。仕事も暮らしも、1人が1つの役割に留まらず、2つ目、3つ目の役割を引き受けカバーし合う”NEO百姓(=百業)”をめざす事で、豊かな仕事環境・生活環境を整えていこうとしています。
スタッフは各々、一軒家を修繕をしながら広々とした空間で暮らしています。
本当の豊かさをめざして
仕事も暮らしも両方充実させたい、そのために1番心地いい季節に1ヶ月間、全員で仕事を休みます。給与はそのままに全員一斉に休暇。何をしても自由です。そのチャンスを得るために、知恵を絞って各自の能力を高め仕事に向かいます。全員で力を合わせて休みを作り出し、得た時間でより視野を広げて、また新たな視点を持って仕事に生かす。そんな好循環を生み出す機会を毎年確保しています。
どれも切っても切り離せないものだから、私たちは緩やかな延長線上ですべてを考えています。
めざす人物像
前述の理念を実践しながら、自ら考え学び、スキルアップしていく職人。
まずは、4年先輩の彼を目標にイメージをしてみてください。
業務内容
1年を通じて、以下のような内容があります。
・製作補助
・刃物づくりのための鍛治
・道具作り(治具の作製など)
・主に木工ろくろを用いた商品製作(それ以外の機械も使用します)
・検品や梱包
・材料管理
・木材の伐採
・製材
・乾燥管理
その他にもプロジェクト運営に関わる薪作りや薪割りイベントの補佐他、材としての木だけでなく森全体を捉えられるような業務としています。
これらをレベルに応じて取り組み、徐々にステップアップしながら3年目には、ぐい呑みやロックグラスなどを商品として製作できるようになっていただきます。製作の様子は動画でもご覧いただけます。
徳島市内にある師匠の元へも学びに行く機会を作ることも検討しています。
どうか、この文章が私たちの探す「まだ見ぬ誰か」に届きますように。
給与については面談時にて相談。
応募方法は、履歴書および職務履歴書(どちらも形式自由)をinfo@shizq.jpへお送りください。
書類選考→オンラインでの面談→現地での面談 の予定です。
ミスマッチを防ぐためにも丁寧な選考を心がけていますので選考行程の増減はあらかじめご了承ください。
どんな新しい仲間に出会えるのか、とてもたのしみです。
神山しずくプロジェクトを運営しているキネトスコープ社のHPはこちら