今年の1月、26才の彼は大阪からやってきた。しずくの想いやビジョン、彼の今までのものづくりや、木工で身を立てたいという意思。たくさんの話を共有しました。
また別の日には職人さんの元へ。ロクロの作業は一切見ず、職人さんの話をただただ聞いた3時間。
職人になるってどういうことか。常に腕を磨きゴールがない、だから自分が本当にやりたいことかどうか。たったそれだけ、でもそれがすべて。
私も職人さんも、SHIZQを削ってほしいとは少しも言わなかったし言えなかった。
木工で食っていくならこの繋がりが何かの役には立てるかも、とだけ。
でもその後、彼の口から「しずくの職人になりたい」と。
みんなの願いだった次の担い手が現れてくれた……!!!
そして、その帰り道、運転中に涙がこぼれてきたのは、今だから言える出来事なのです。