こんにちは。しずくスタッフの東條です。
すっかり太陽の季節ですね。
夏休みに入り、川遊びをする子どもたちの姿を見かけて、ますます夏を感じています。
さて、本日は長い休みの過ごし方についてお届けします。
毎年GW明けにまるっと1ヶ月お休みをいただいているしずく。
神山に移り住み、より考え始めた仕事と暮らし。どちらも大切な人生の一部だからこそ、わたしたちらしい形を模索するなかで、2018年にはじめた取り組みです。
今年で4回目となった長期休暇。
長期のお休みといえば旅行!と色々と予定を立てがちだったのですが、時勢も踏まえ、のんびりとした休日を過ごさせてもらいました。
とは言え、畑をはじめたり、魚釣りにいったり、ご近所さんと料理を持ち寄ってごはん会をしたり、絵を描いたりと、手を楽しく動かした日々でした。また、久しぶりの友人と電話をしたり、前職の先輩家族とBBQをしながら思い出話やこれからのことを話す時間もあって、心が満たされるような休日だったと振り返って思います。
そんなわたしとパートナーである職人・藤本と2人のお休みの様子をお届けします。
お盆休み前の今、よければ覗いてみてくださいね^^
休みの最初にはじめたのは畑仕事
昨年、しずくのみんなで畑をはじめて、植物を育て、収穫する喜びに目覚めたわたしたち。ちょうど2人のアトリエを構えようと新しく物件を借り、広くはないけれど畑にできるスペースがあったので、自分たちの手で始めてみることにしました。
雑草で地面が見えなかった場所をきれいに整え、茄子、ピーマン、オクラ、韓国青唐辛子、かぼちゃなど、好みの夏野菜の苗を植えました。
道路沿いのスペースには、道ゆく人の目も楽しませられるものにしようと、ちょっとした花壇を作ってみたり。
苗を植えたのは梅雨入りした5月中旬。雑草たちの勢いが増す季節です。雨が落ち着いた日には、様子を見に行き手入れに励む日々。草刈りは大変だけれど、作業した分だけの結果が目に見えるから達成感がありました。植えた野菜やお花も心なしか嬉しそうに感じます。
そんなコツコツとした頑張りに応えてくれるように、この夏、無事に収穫をしました。
料理に目覚めた職人・藤本
コロナ禍を受けて、考えるようになった毎日の食事。
食べたいと思うものを自分の手で作ってみる。お菓子やパン作りにハマった人も多いのではないでしょうか。
藤本もその1人で、この休みもたくさんパンを焼いてくれました。
また、野菜を育て始めたこともきっかけに、サラダや鶏ハム作りなど料理をよくするように。
わたしも影響を受けて、燻製ベーコンにトライしたり、苦手なカレー作りを頑張ってみたりしました。
美味しいものができた時、誰かに食べてもらいたい気持ちが湧きます。休み中、しずくスタッフやご近所さんとごはん会をひらきました。持ち寄ったものを一緒に食べて、料理のこと、普段の生活、好きなもの、、いろんな話をした時間は、心にも美味しいひと時でした。
手を動かして考え続けていくこと
アーティストとして活動をするわたしは、この休み中も絵を描きました。
絵を描くことは楽しいだけではなく、むしろ苦しいことが多いです。自分と向き合う時間になるので、あーでもない、こーでもないと考え込んでしまうことが多々あります。
それでも手を止めないことが大事。描いてみて考える、そしてまた手を動かす。その繰り返しです。
これは畑仕事でも、パン作りでも同じ。やってみた後で次を考える時間が経験になっていく。
その積み重ねがそれぞれの暮らしを作っていくんだと、この休みでいろんな手を動かしたことで、改めて気づかされたように思います。
「こんな風に暮らしていきたい」に近づくために
休みが終わったあとの今でも、畑仕事に料理、制作活動も毎日の時間の中で続いています。
続けていると次のやってみたいこともやっぱり出てきて、最近は保存食やアイスクリーム、生姜シロップを作ったり、新しいスタイルの絵も描きはじめました。
忙しい生活の中でやりたいと思っていたことに着手できた長期休暇。
「こんな風に暮らしていきたい」その理想を見つけ直し、そこに近づくための暮らしのリズムを少し掴めたように思います。